鼠経ヘルニア(脱腸)とは
鼠経部とは足の付け根で、ヘルニアとは体の組織が正しい位置からはみ出した状態を言います。本来ならお腹の中にあるはずの腹膜や腸の一部が、多くの場合、鼠径部の筋膜の間から皮膚の下に出てくる病気です。お腹に力が入ると足の付け根が膨らみ、横になるとまた元に戻ります。腸が出たまま戻らなくなると、腸閉塞や腸管壊死(腸が血流障害で腐ってしまう)で緊急手術となることがありますので、膨らんだ部分の痛みや腹痛を感じている方は、すみやかに外来受診することをお勧めします。

治療方法
治療は腸が出てくる穴をふさぐ必要があり、手術となります。
医療用メッシュで穴をふさぎます。
麻酔は局所伝達麻酔ですので、持病のある方でも比較的安全に手術が受けられます。
手術が終われば、すぐに水分も摂取出来ます。おしっこの管も入れる必要はありません。
1泊2日の入院治療としていますが、患者様のニーズに対応し抜歯されてから、退院する方も多いです。
高肥満度、局所麻酔薬アレルギーのある方は、全身麻酔か腰椎麻酔となります。
気になる方は、まずは相談に来てください。
担当医
片倉 達
診察日時
第2、4木曜日
13:30~15:00
受診方法
予約制となります。
予約受付時間 14:00 ~ 17:00(土日祝日を除く)
電話 0479-76-2211
気になる方は、まずはご相談ください。